9月とはいえ、まだ蒸し暑い関東平野
土曜日の早朝、急に埼玉県秩父市にある三峯神社へ行こう!!と思い立ちました。
と、いいますか
もう、とうにご眷属さまを交換に行かなくてはならない時期を過ぎておりまして
「い~かげん、もう三峯に帰りたい…」と
我が家に来ているご眷属さまが催促したのかもしれません。
埼玉県は横に長い県なのだ
地図の上で見ると、我が家は埼玉県の地図に向かって右端に近いところにあります。
もう少し右に行くと茨城県
そのため、秩父市の三峯神社へは、高速道路を利2時間30分ほど
意を決したら、速攻行かないと
行く機会を失ってしまいそうなシニアなので
朝起きて「何しようかな?」ではなく
「そだ!行かなきゃ」と言うときは、行くに限るのです。
朝5時に起床して、準備したら6時ちょい過ぎに出発
花園インター降りて、秩父市内を通り過ぎて山道にさしかかるまではスイスイとやって来ました。
しかし、土曜日です。
山道は、参拝客の車で数珠つなぎでした。
駐車場は、朝9時過ぎにはほぼ満車に近い状態
観光バスも来ていました。
ご眷属拝借の期限は1年間
三峯神社では、ご眷属さまであるオオカミさんを1家に1体拝借することができます。
1年間お借りしたら、一旦お返しして新らしいご眷属をお借りします。
社務所のご祈祷受付に記入する用紙がありますので、希望するご祈祷を書いて
隣にある興雲閣(こううんかく)さんのロビーで指定された時間まで待機します。
ご眷属の拝借は、1体¥5,000でお願いできます。
こちらが今年いただいてきたものです。
大きなお札は、専用の箱に入れて目線より上の位置にお祀りします。
下の3枚は、家の玄関の外側の上に貼り付けて使用します。
我が家は、集合住宅なので外側に貼り付けられないため、玄関のなかに入口に向けて貼っています。
興雲閣さんは、予約すると宿泊もできる施設です。
受付の方が、年内の土曜日は予約で満室とおっしゃっていました。
人気なんですね。
ロビーで待機していると、アナウンスで拝殿にどうぞと名前を呼んでいただけます。
拝殿には、ご祈祷を受ける方のみ入ることができます。
興雲閣から棟続きになっている廊下を進むと、手を清めるお水が流れています。
拝殿中央には、白い狛オオカミさんがいます。
ステキですよ。
祝詞のあとお祓いをしていただき、玉串奉奠をして終了です。
社務所の受付でご祈祷が済んだご眷属のお札をいただき
その後は、境内の「御仮屋神社」まで行って
「ご眷属を1体お借りします」と挨拶の参拝をします。
境内は広くて清々しい
境内はとても広くて、かつて「神仏混淆」だったころの建物も残っていますので
ゆっくり鑑賞して散歩するのには、もってこいです。
ご神木の前も行列でした。(^_^;)
私は「ご神域をたっぷり味わって帰る」派なので
三峯神社に来ると、3時間くらいあっという間に経ってしまいます。
今回は、参拝の方がとても沢山いらしたので
拝殿全景を写すことができませんでしたが
彫刻はいつも素晴らしいです。
今年の三峯神社で購入してきたお土産
私流、ご神域を堪能するためのお土産は、
ご神域のなかで販売しているものを買ってくることにしています。
今年買ったのは、こちらです。
興雲閣さんのロビーで販売している
落雁2種と白ごま「金ごま」(外国産でしたがこちらで買うことに意義あり)・三峯山百草です。
オオカミさんの型で作っている落雁
我が家のお土産の定番
昔懐かしい味で、コーヒーでも緑茶でも合います。
今年見つけ多のは、
秩父地方の在来種「借金なし大豆」を使ったお味噌が入った落雁
「借金なし大豆」って「借金がなくなるくらい沢山採れる」という縁起が良い大豆です。
「三峯山百草」は、約200年前に秩父大滝村出身の普寛行者相伝といわれ
キハダの内皮から抽出したオウバクエキスを乾燥させて板状に薄くのばしたお薬です。
興雲閣さんの食堂のレジ近くの冷蔵ケースのなかにあります。
1袋¥1,100でした。
チョコレートのように格子のスジが入っていて、1回分ずつ割って使います。
お腹に良いお薬なので、我が家では常備しています。
暑さに弱いので冷蔵庫に保管しています。
最後にご飯のお供も購入してきました。
秩父のみぶ菜が入ったレンコンとキクラゲの佃煮
秩父宮記念三峯山博物館は見所いっぱい
駐車場から歩いてきて、最初の白い鳥居の横に「秩父宮記念三峯山博物館」があります。
前にも入ったことがあるのですが、
ふと、思い出して入ってみました。
正面玄関に大きなカラス天狗と大天狗のお面がありました。
「この山には天狗もいるのか?」と、ちょっぴり嬉しくなったりしました。
三峯山は、江戸時代までは修験の山として栄えていましたので、当時のものを見ることができます。
役行者さまの木造や十一面観音像、不動明王像もあります。
また、秩父市内で発見された「ニホンオオカミ」の毛皮や
近年撮影されたニホンオオカミではないかという写真なども展示されています。
もちろん、秩父宮さまに関するものも展示されています。
仕上げに、山のお水で作った食事を堪能
参拝すると、帰りにいつも立ち寄る「さんろく亭」さん
今回もお客様でいっぱいでした。
暑い季節は、山のお水を使ったおそばやうどんが美味しいです。
お水とお茶はセルフサービスになっていましたので、清らかなお水を沢山いただきました。
仕上げは、肉うどん!
コシがあって美味しかったです。(^^)
秩父に行くことがあったら、是非行ってみてくださいね。