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散歩しながら著名人の墓地を巡る!①日蓮宗 慈眼寺さんで芥川龍之介のお墓に参拝しました。

名奉行 遠山金四郎さんのお墓がある巣鴨の本妙寺さんを出て左に進みますと、著名な方々のお墓があるお寺さんや霊園に行くことができます。

少々雨模様だった4月の初めにお天気と相談しながら歩いてみました。

桜がきれいに咲いているところは都立染井霊園です。

手前の塀があるところが日蓮宗 正寿山慈眼寺さんの墓地です。

巣鴨の日蓮宗 慈眼寺さんの墓地には著名な人のお墓がたくさんありました。

こちらが慈眼寺さん

歴史が感じられるたたずまいです。

手前にある細い道路の向かいに墓地があります。

手前の入り口を入ると右手にこの案内板がありますよ。

司馬江漢(しばこうかん)(江戸時代の画家)

斎藤鶴磯(さいとうかっき)(江戸時代の儒学者)

小林平八郎(江戸時代の忠臣蔵で有名な吉良方の侍)

芥川龍之介(大正時代から昭和初期の小説家)

谷崎潤一郎(明治末期から昭和中期の小説家)の順に書かれています。

谷崎潤一郎のお墓

墓地の中は区画整理がきちんとされていて、著名人の墓地には案内の杭がありますので、すぐに分かります。

こちらは谷崎潤一郎のお墓

谷崎潤一郎のお墓は京都にありますが、こちらは谷崎家代々のお墓なのだそうです。

墓石はごく普通のものでしたが、印象的なのは墓地の中にあるシキミの樹がキレイに剪定されて美しかったことです。

シキミには樹全体に有毒な物質が含まれています。

そのため動物などは有毒な草や樹木には近づきませんので、昔から墓地に植えられました。

シキミは春になると可憐な花を咲かせます。

参拝した時は、ちょうど満開でした。

お手入れが行き届いたシキミは清々しかったので、つい墓石よりも花に見とれてしまいました。

谷崎潤一郎が生誕したのは、中央区日本橋人形町です。

東京メトロ日比谷線 人形町駅のA2出口を出て、すぐ右の道を真っすぐ進みますとファミリーマートさんの向かいにあるビルに生誕の地のプレートがあります。

芥川龍之介のお墓

芥川家のお墓は、龍之介のお墓だけ別になっています。

この墓石は、真上からのサイズが龍之介が愛用していた座布団のサイズと同じで、墓石の真上に芥川家の家紋「五三の桐」が彫られています。

昭和2年、36歳で亡くなった芥川龍之介

子供のころ「蜘蛛の糸」を読んで、上手く読めるよう音読していたことを思い出しました。

司馬江漢(しばこうかん)のお墓

司馬江漢は江戸時代の画家です。

平賀源内と交際があり、前野良沢(まえのりょうたく)に蘭学を学びました。

前野良沢は蘭方医でもあり、かの「解体新書」の翻訳に杉田玄白と共に参加した人です。

江戸時代の人ですが、洋風画や油彩画も描いている人です。

司馬江漢のお墓の横には、井戸から水を汲み上げる「手押しポンプ」がありました。

子供のころ祖母の家にあったものと同じです。

汲み上げたお水にゴミが入っているといけないので、手ぬぐいで水の出口にカバーをしてゴミを濾しています。

懐かしいなぁ…!(^^)!

司馬江漢の案内の杭がある隣は、小林平八郎のお墓でした。

手押しポンプの向こうに見えるのは、斎藤鶴磯のお墓です。

斎藤鶴磯のお墓は現代風でした。

慈眼寺さんの墓地も敷地の中がきれいになっていて管理が行き届いています。

由緒ある墓地ほどこういった管理の仕事が大切なのだと思いました。

参拝させていただきありがとうございました。

 

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