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散歩好き女子がおすすめする! 上野公園 南側散策コース①~上野東照宮から五條天神社~

天気が良くて時間があると散歩に出かけたくなりませんか。

私はお日さまの陽や外の空気に触れると気持ちが前向きになります。

隙間時間を見つけては外出するようにしています。

JR上野駅公園口改札前からゆっくり歩いたコースをご紹介します。

今回のコース

JR上野駅公園口改札前 → 上野東照宮 → 上野大佛 → 花園稲荷神社 → 五條天神社 → JR上野駅

上野駅から散歩をするなら公園口改札前からが便利です。

JR上野駅はいくつも出口がありますが、公園口は上野公園に直結しています。

電車を利用して待ち合わせをするなら「公園口改札」が便利です。


公園口改札前は、以前は改札口前にあった道路を横断しないと公園に入れませんでしたが、

近年整備が進んで、改札口を出るとそのまま公園までまっすぐ安全に通行できるようになりました。

上野公園は都立公園の1つで、正式には「東京都立 上野恩賜(おんし)公園」といいます。

恩賜(おんし)とは「位の高い人から賜る」という意味で

公園は、当時の宮内省が御料地(ごりょうち)「皇室の所有地」として管理していたものを公園として賜ったという場所です。

江戸時代は寛永寺の敷地だった。

江戸時代の古い地図を見ますと

上野恩賜公園は徳川家光が建立した寛永寺の広大な敷地だったことが分かります。

現在の東京国立博物館のあたりに本坊がありました。

本坊は建坪3,500坪という巨大な建物でした。

上野公園のシンボルである噴水のあたりには中堂があったことがわかります。

本坊と中堂を含む多くの建物があった場所は、幕末 慶応4年(1868年)の上野戦争と呼ばれる旧幕府側の彰義隊と新政府軍の激しい戦闘により焼野原になったといわれています。

焼野原となった上野一帯は、その後整備されて日本で初めての公園になりました。

起伏があって歩きやすい初心者向け距離の散歩コース

上野公園周辺は見どころがたくさんあります。

足腰を鍛えるために無理なく、ゆっくり散歩できる場所を散歩します。

両手を軽く振りながら歩くと爽快です。

このコースの距離は短いですが、起伏があり変化があるためちょっとしたトレーニングにもなります。

 

JR上野駅公園口改札前から上野東照宮

公園口改札前からまっすぐ進みますと大きな十字路に出ます。

この十字路を右に進むと噴水があって、国立博物館になります。

斜め右手に「上野パークサイドカフェ」があります。

平日は10:00~ 土日は9:00~21:00まで営業しています。

ちょっと疲れたら、お茶はもちろん食事もできます。

眺めも良いし、公園の樹木を眺めながらお茶や食事は癒しの時間になりますね。

小松宮彰仁親王銅像

パークサイドカフェの反対側に馬に乗った人の銅像があります。

伏見宮邦家親王の第8皇子であったこの方は

西南戦争の負傷者を救護団体である博愛社を創立して総裁に就任

博愛社はその後日本赤十字社になりますが、そちらの総裁を務めた方であったこと

寛永寺最後の門跡 輪王寺公現法親王(のちの北白川宮能久親王)の兄宮であったことが銅像そばの説明プレートに書かれています。

門跡というのは皇族や公家が寺院の住職を務めることです。

寛永寺というのはとても大切なお寺だったことが分かります。

よく読んでみると銅像は、なぜここにあるのか分かります。

この銅像に向かって左に曲がり最初の角を右に入りますと上野東照宮があります。

上野東照宮

上野東照宮は日光まで参拝することができない人々のために作られました。

三代将軍 家光が現在の形に造営

東照宮のホームページでは美しいお社の全景を見ることができます。

御祭神は、家康公 吉宗公 慶喜公 です。

この鳥居をくぐって参道を進みます。

境内には全国の諸大名から寄進された大きな銅の灯籠が48基、石灯籠は250基並んでいます。

手前の唐門も金箔が施されて豪華絢爛です。

拝観料を払って境内に入りますと、一層豪華な金箔の社殿を見ることができます。

社殿を囲んでいるのは、向こうが透けて見える作りの国指定重要文化財の「透塀」(すかしべい)です。

1651年造営のものなので修繕されて美しい色が復元されています。

社殿左側の入り口を出ると、小さなお社があります。

「栄誉権現社 御狸様」「強運開祖」という案内版があります。

たぬきの神様なので「他を抜く」といい縁起が良く強運のご利益があるといわれています。

この狸の神様から見えるのはご神木の大楠です。

樹齢600年!

上野東照宮が創建される以前から上野のお山で様々なことを見守ってきた楠です。

上野の大佛様とお薬師様

上野東照宮の鳥居を出て道なりに歩くと右手に小高い山のような場所があります。

この看板を目印に歩いてください。

寛永8年(1631年)に作られた大きな大仏様がありました。

この大仏様は、火事や震災で何度も罹災してお顔だけになりました。

受験シーズンになると「これ以上落ちない」という縁起にあやかって

受験する方やご家族が多く参拝にいらっしゃいます。

同じ敷地には上野東照宮にあった薬師堂が移築されています。

パゴタという建物です。

入り口には薬師如来様のご真言「オン コロコロ センダリマトウギソワカ」と書いてくださっていますので、初めての人でも唱えやすいです。

苔むしているところもあり、長い時間を経てきたのだということが分かります。

こちらも大きな樹木に囲まれて森林浴気分を満喫できますよ。

花園稲荷神社から五条天神社へ

上野大佛から不忍池に行く途中に花園稲荷神社の赤い鳥居が見えてきます。

花園稲荷神社と穴稲荷

何本もある赤い鳥居は周囲の樹木に映えてとても美しいです。

この鳥居から階段を降りると花園稲荷神社の本殿前に出ます。

ここから上野のお山を下るので階段が続きます。

千本鳥居のように赤い鳥居が美しいです。

花園稲荷神社にはもう一つ参拝できる場所があります。

「穴稲荷」と呼ばれている、穴の中にいらっしゃるお稲荷様です。

寛永寺を建立する際に、この土地にいた地主神を祀ったといわれています。

こちらの扉を開けてなかに入ります。

中は土を掘った本物の穴のなかです。

東京の上野のお山の土の中なんだなあ…と感慨もひとしおです。

突き当りにお社があり、その右側に土のなかに穴があってお灯明としめ縄が張ってあります。

出入りにはきちんと扉を閉めるマナーを皆さん守っていらっしゃいます。

この穴稲荷様のお社の建物の軒下に伊藤博文が書いた額がかかっています。

「神徳惟馨」『しんとくこれかぐわし』と読むのだそうです。

気が付かないと見過ごしてしまいます。

建物の軒下も見上げてみてくださいね。

五條天神社

花園稲荷神社と同じ敷地にあります。

水舎の形が美しいです。

大己貴命(おおなむじのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の2神が祀られています。

この2神は薬祖神といわれ、健康を祈願する方がたくさん参拝なさっています。

天神というのは相殿に菅原道真公が祀られているためです。

こじんまりとしている境内ですが、木造のお社は長い年月を感じさせる美しい風合いを出しています。

本殿左側にあるイチョウの木は力強い樹形となっています。

健康でいるために歩きましょう。

車や電車など交通機関が便利になり、あまり歩かない生活が多くなりました。

徒歩で散歩を始めたきっかけ

少し歩くと、とても疲れる…危機感を抱きました。

今のうちに体力をつけておきたいと徒歩で散歩を始めました。

平坦な地形ではなく、階段や坂道などもあり変化に富んでいます。

この変化がふくらはぎに良い刺激になります。

散歩を楽しむために

歴史や由緒を前もって確認してから出かけますと

かつてはこの場所にあった建物や利用した人物に思いを馳せるることができます。

私は江戸時代の歴史が好きなので、その時代の地図を見てからコースを決めています。

歴史が苦手でも、場所の清々しい空気を感じるだけでも良い気分転換になります。

歩きながら写真を撮る

さんぽしながら写真を撮って、後から見返す楽しみが増えます。

いつどこに出かけたのか記録にもなりますよね。

一人でも楽しい、ゆったり散歩に一緒にでかけましょう!

 

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