海沿いの崖にお寺さんの建物がある!
最初に館山市に行ったときは、目を見張りました。
朱色のきれいな建物が車を運転していてもよく見えます。
館山市にある大福寺の崖観音さま
館山市には家族が住んでいるので、年に何回も行きます。
一年中温かくて暮らし易い気候ですね。
海も近いので「海好き」な方は引っ越してきて移住なさっています。
私は神社仏閣巡りが好きなので、車を運転して買い物や犬の散歩に出かけるときに
この崖観音さまの近くを通ります。
交通のアクセスも良いです。
電車を利用するとき
JR内房線を利用するときの最寄り駅は「那古船形駅」です。
ここで下車して徒歩で行けるお天気の日は
歩いて15分ほどで到着できますよ。(^^♪
高速バスで館山駅まで行ったとき
東京駅や新宿駅からは館山駅まで高速バスが出ています。
これを利用するとJR館山駅の正面に到着します。
ここからの方法は二つ
- JR内房線に乗って那古船形駅から徒歩
- 館山駅前のバス亭から「なむや」行きに乗って15分ほど「那古観音下」で下車
の二通りです。
大福寺さんは真言宗智山派の寺院です。
正しくは「真言宗智山派(しんごんしゅう ちさんは)普門院 船形山 大福寺」さんです。
館山市内には「真言宗智山派」のお寺さんが多いです。
こちらが本堂です。(上の写真)
本堂前の両側に大きなソテツの木があります。
御朱印は奥に見えているソテツの裏手に書いてくださる場所があります。
ご本尊は崖に刻まれています。
大福寺さんのご本尊は「十一面観世音菩薩」さまで、
崖に刻まれています。
この観音さまは、1300年ほど前の養老元年(717年)に行基という僧が神人の霊を受け
漁民の海上安全と豊漁を祈願して彫刻したといわれています。
お寺の堂宇は慈覚大師が来錫した際に創建されました。
ここでスゴイお坊さんのお名前が二人出てきましたね。
行基は東大寺大仏造立に深くかかわった高僧です。
慈覚大師は栃木県の生まれで、天台宗の第3代座主を務めた高僧で亡くなった後、日本最初の「大師」号を贈られた人です。
由緒あるお寺さんということが分かりますね。
本堂脇の階段を上って参拝します。
見上げると、お堂は崖に張り付いたように建てられています。
懸崖造りですね。
お堂まではこのような階段を上って参拝します。
回り道がありません。
足腰や膝がちょっとねーという方は、ゆっくり登ってください。
階段の途中には「お不動さま」を祀るお堂があります。
このお不動さまの前を右に曲がって登ります。
観音堂は見晴らしも最高です!
観音堂手前になると階段も急な登りになります。
岩の色と朱色の建物のコントラストが鮮やかです。
船形山は隆起したような地形ですので、
地層を見るのも楽しいです。
観音堂の反対側の岩の上には、お顔が見えなくなっていますが仏様が2体いらっしゃいました。
観音さまは岩に直接彫られています。
幕がかかっていますが、下から覗くと全身が見えます。
観音さまにご挨拶をした後は、観音堂から館山市街の景色を堪能します。
館山のあたりは東京湾の入り口ですので、大きな船が見えるときもありますよ。
境内をゆっくり楽しんでください。
駐車場から本堂に入ると左手に大きな案内看板がありますので
そちらを見てから歩いてみてください。
私は時間ができると参拝して、ぼーっとしたりしていますので
観音さまに見守られて良い景色を眺めると「癒されるなぁ…」なーんて思っています。
こちらは平成29年にいただいた御朱印です。
素晴らしいお寺さんですので、ぜひ一度ご参拝ください。