ドクダミと言えば日陰に育つ草
そんな少々暗いイメージではないですか?
夏場に草刈りをすると草の香りに交じってドクダミが入っているときは
すぐにわかるくらい強烈な香り…ですよね~。
実は美味しいドクダミ茶の作り方と飲み方をご紹介します。
ドクダミの豆知識
育つ条件
けなげに、毎年同じ位置に…
少し葉っぱがハート型で夏になると白い花を咲かせるこの草
湿った土地を好み、地下茎を伸ばして広がります。
花は6月から7月ころ咲きます。
ドクダミは花から葉と地下茎(根の部分)まで全てが暮らしのなかに役立つ植物です。
ドクダミの効能
十薬(じゅうやく)とか蕺菜(じゅうさい)と呼ばれる生薬です。
蕺(じゅう)は1字で「どくだみ」と読みます。
ドクダミは様々な効能があるんですね。
皆さんもネットで検索してみてください。
国内にはドクダミを栽培している農園さんがたくさんありますので
そういった農園さんが乾燥させて販売しているものを通販で購入することもできます。
私も手元の自家製ドクダミが終わってしまう冬季には
『国産ドクダミ茶』で検索してネット通販を利用しています。
ドクダミ茶の作り方
私は清潔な場所に繁っているドクダミを採って自家製のドクダミ茶を作っています。
とても簡単なので作り方をご案内しますね。
step
1ドクダミを収穫
地下茎を広げて増えるので、土の中の様々な成分を吸い上げていることを考えますと
「清潔な場所」がとても大切です。
私は友人宅の畑に繁っているものと自宅の片隅に毎年生えるものを利用しています。
ドクダミは夏が終わるころから枯れ始めます。
そのため5月ころから成長の様子を見ながら摘み始めると良いです。
本格的な収穫時期は、白い花が咲いてからがベストシーズンです。
この白い花が咲く季節あたりが夏の「土用」になります。
step
2ドクダミを収穫する
お天気と相談しながら収穫しましょう!
収穫したら乾燥させたいので長期予報とにらめっこです。(^.^)
収穫したらキズや汚れを見ながらお茶にするものを選別します。
step
3ドクダミを水洗い
摘んだら汚れを落とすためにざっと水洗いします。
私は茎も葉も全部使いますが
茎が苦手な方は葉だけでも大丈夫です。
この日は草丈が短い芽吹いたばかりのものなので
乾燥用ネットに広げました。
ホームセンターで手に入ります。
収穫したら草丈が長いものは束ねて下向きにして風通しの良い場所でカラカラになるまで干します。
良いお天気が続けば1週間ほどで乾きます。
これで乾燥は完成です!
乾燥が終わったドクダミをキッチンばさみで適当な大きさにカットします。
ドクダミの楽しみ方
自家製ドクダミ茶として
私は、乾燥させてお茶として飲むことがメインです。
カラカラに乾燥すると、あの独特の香りが無くなりとても飲みやすくなります。
気温が低い時期は温かい「ホット」が美味しく
暑くなりますと冷蔵庫で煮出したものを冷やした「冷茶」がスッキリして美味しいです。
スーパーやホームセンターで販売している不織布のティーバックに入れてたっぷりのお湯で少し煮出すと良いです。
私はこのティーバックにパンパンに詰めて
約2リットルのお湯に2個使用しています。
粗熱が取れたら、夏は冷蔵庫に入れると美味しくいただけます。
色はこのような茶色のお茶です。
ドクダミの天ぷら
お茶として飲むほかに、葉をてんぷらにして食べるという手もあります。
高温で揚げるので、独特の香りも気にならなくなりますよ。
私は、ドクダミはもちろん、この季節の野に芽吹く食べられる野草の新芽を摘んで
「野草てんぷら」をざるそばに添えて楽しんでいます。
干すとクセが無くなり爽やかな香り
乾燥させて保存したドクダミは
熱いお湯を注いでお茶にするとほんのり爽やかな香りを楽しめます。
かれこれ2年以上飲み続けていますが
飽きることなくいただいています。
継続は力なりと申します。(^^)
これからもゆるゆると美味しく続けていきたいと思います。