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散歩好き女子も歴史を堪能!上野公園 南側散策おすすめコース③ゆるやかな登り坂~不忍池 から旧岩崎邸を経て春日局ゆかりの麟祥院~

走ることと歩くこと

どちらが得意かと聞かれると

「歩くこと」が得意です。

歩くコースに史跡や神社仏閣、名所などがあればなお嬉しい

私が散歩する時に大切にしていることをご紹介します。

歩数は目安の一つとして考える

私の散歩は2つの方法で歩いています。

散歩の手段

①公共交通機関を利用して駅から徒歩

②車で近くまで行き駐車場を利用して目的地まで徒歩

平均的な目安は、歩数でカウントすると1日に10,000歩が良いといわれています。

現代は車や交通機関に頼りがちで足を使わなくなっています。

私は仕事のために自宅から事務所までの往復で7,800歩ほどです。

半分歩いて仕事して、また半分歩いて帰宅というコース。

 

一歩の幅は「身長×0.45」

158㎝の人なら歩幅は71.1㎝となります。

私は年齢と共に歩幅も狭くなりまして、一歩は約55㎝ほどです。

毎日の通勤(往復)では約4.3㎞歩いていることになります。

 

これに昼休みに事務所周辺を散歩すると、ようやく10,000歩です。

歩いてみると実感しますが、10,000歩くらいがちょうど良いんですよね。

無理のない程よい疲労感が残る程度です。

 

毎日の積み重ねが足腰の鍛錬になります。

無理して1日に沢山歩いても足に付加がかかり、故障の原因になりますので

「程よい距離」は大切です。

私はスマートフォンの機能を利用して歩数をカウントしています。

市販の歩数計も操作が簡単で便利ですね。

 

あくまでも1日の歩数は適度に歩く目安として計測しますと

元気に歩く楽しみの一つになります。

無理せずに歩ける不忍池  弁天堂から旧岩崎邸

地図で見ると不忍池 弁天堂への正面からの参道のほかに

弁天堂の裏から池の反対側に行ける道が2本あります。

弁天堂を出てボート乗り場に向かい左手の道を進み真っすぐ進みますと

旧岩崎邸に行くことができます。

迂回して池をまわっていくこともできますが

このショートカットコースは便利です。

旧岩崎邸の歴史

1.江戸時代は大名屋敷だった

旧岩崎邸の敷地は江戸時代には高田藩榊原家の中屋敷でした。

国立国会図書館デジタルコレクションの江戸時代の切絵図で湯島のあたりを見ますと

現在も残る麟祥院(寺院)の裏手まである広大な敷地だったことが分かります。

その後、明治初期になって旧舞鶴藩主 牧野家の屋敷となり

明治11年に三菱財閥初代 岩崎弥太郎が邸地を購入

三代目の岩崎久弥が屋敷を建築しました。

入場券売り場の後ろに大きなイチョウの木があるんですけど

これがとても見事で、幹の太さはこの土地の歴史を感じさせます。

2.洋館の設計はロンドン生まれのジョサイア・コンドル

入場券を¥400円で購入すると内部を見学することができます。

開園時間は9:00~17:00です。

明治29年に完成した洋館は、東京駅の設計で有名な辰野金吾や赤坂離宮を設計した片山東熊などを門下に持つジョサイア・コンドルです。

明治10年に日本政府の招聘(しょうへい)により来日しました。

外観もステキですが、内部の木製の装飾が岩崎家の豊かさを象徴しています。

ベランダには食器で有名な英国ミントン社のタイルが敷き詰められています。

これだけでも一見の価値ありです!

1階奥にある大食堂では、岩崎邸と岩崎家のヒストリーをビデオで見ることができますよ。

 

2階には皮製の紙に金の唐草模様の壁紙が張られています。

こちらも豪華で見とれてしまいます。

3.和館は荘厳なたたずまいです。

かつては建坪550坪の大きな館でしたが

現在は冠婚葬祭などに使用された大広間が残っています。

広間の手前にある次之間には、カフェコーナーがあり歴史ある和室でお茶を楽しむことができます。

和室の出口から庭園を歩いて出ることができます。

庭園にあるとても大きな岩も大変素晴らしい大きさです。

旧岩崎邸から春日局のお墓がある麟祥院へ

麟祥院は徳川3代将軍 家光の乳母であった春日局の隠棲所として作られた臨済宗妙心寺派の寺院です。

旧岩崎庭園から徒歩で約9分です。

地図で示している湯島天満宮を左手に見ながら行く道は緩やかな登り坂になっています。

 

春日局は三代将軍になった徳川家光の乳母から大奥を取り仕切るまでに大出世した女性です。

麟祥院の手前に局の銅像があります。

この門を入りますと、左手に事務所があり、そちらで御朱印をいただくことができます。

この門の奥にもう一つ門があります。

2番目の門をくぐると本堂と苔むした庭園があります。

都会の真ん中なのにとても静かで安らげる境内です。

 

春日局のお墓は麟祥院の本堂から続く墓地にあります。

墓地の入り口には案内板があり、局にゆかりのあった稲葉家と堀田家のお墓もありますよ。

亡くなったあとで天下の政道を正し見守りたいという局の遺志を汲んで作られたという丸い穴が開いている墓石です。

門には「葵」の紋も付いています。

1624年(397年前)に創建されたこのお墓は立派な石でできています。

大きな石を運んで作ってもらえるだけの功績があったということですね。

台東区から文京区へ散策

上野駅公園口から左手に散歩していくと旧岩崎邸までは台東区です。

麟祥院は文京区になり赤門で有名な東大も徒歩圏内なんですよね。

徒歩で足腰を鍛えながら神社仏閣や旧跡、名所などを楽しみながら散歩していますと

今更ながら江戸時代から明治にかけての時代の変遷を身近に感じることができます。

楽しみながら体力キープをしていきましょう!

 

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